【狭山市・入間市】西武鉄道が運賃改定を発表。具体的な新運賃とおトクな小児制度もスタートへ!

西武鉄道株式会社は、2026年3月14日(土)から旅客運賃の改定を実施すると発表しました。今回の改定は、国土交通大臣による運賃上限変更の認可を受けたもので、沿線での安心・快適な鉄道サービスの維持・向上を目指すものです。

大人の運賃は全体的に値上げ

改定後の普通旅客運賃では、初乗り(営業キロ1~4km)のICカード運賃が現行の157円から169円に引き上げられます。現金のきっぷ運賃では同区間が170円になる見込みです。
また、池袋~所沢間に相当する距離では、IC運賃が356円から402円に値上がりします。通勤定期券の1か月運賃も値上げとなり、池袋~所沢間では1万3580円から1万4980円へと変わります。通学定期運賃については家計負担に配慮し、据え置かれる予定です。
小児運賃と定期券の新制度

今回の運賃改定と同日に、子育て世帯の負担軽減を目的とした小児運賃の新制度が導入されます。西武線全線で小児IC運賃が乗車1回につき50円均一となり、距離に関係なく利用できるようになります。
さらに、小児向けの通学定期は1か月500円、通勤定期は1か月1000円で統一されます。加えて、小児用PASMO限定の「こども全線定期券」が発売され、1か月1000円で西武線全線が乗り放題となる定期券も登場します。
利用者への影響と今後
運賃改定による収益は、安全対策や車両・設備の更新に充てられる見込みで、引き続き快適なサービス提供につながるとしています。沿線住民の日常利用だけでなく、通学・通勤、観光利用にも変化が出る可能性があり、利用者にとっては新しい制度や運賃体系の理解が早めに求められそうです。
なお、新運賃は2026年3月14日の始発から適用され、改定前に購入した乗車券や定期券については有効期限まで旧運賃のまま利用できます。
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